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執筆者の写真もりもりもりし

末っ子の家を出る日

僕は、末っ子の家の物置みたいなところで生活していた。


末っ子と奥さんは別れることになった。

子供2人は奥さんについて行くことになった。こうなれば、僕も末っ子の家にいる必要はなかったので、実家に戻ることになった。


僕が末っ子の家に住み着いていたのは、奥さんの手助けをしたいという気持ちもあった。

この心情は誰にも言っていないし、一生誰にも言わないでおこうと思っていた。ここでいうのが初めてだと思う。

奥さんの負担になりたくなかった。

恩着せがましく思われたくなかった。

ただの僕の想いだった。

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