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執筆者の写真もりもりもりし

理想

僕は、末っ子の家に居候しながら生活を送るという日々を送っていた。

僕がなぜ狭い境遇の中で、仕事の時は4時起きという過酷な生活を送っていたのか、それは定住先を作りたくなかったというのが一つの答えだろう。

やけどを負ってやむなく日本に戻ったもののまた何処か海外に住みたいという気持ちが強かったのだと思う。

ロンドンじゃなくてもヨーロッパのどこかに住みたかった。ただ僕は日本が嫌な訳では無い、世界一便利な国だと思う。けれども僕は物が多いのが嫌いっていうのもあるが、心に従って自由に色々なとこに行くのが好きだった。今では叶わぬ夢だけど。

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